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2014/05/21 (Wed) 00:01
Card Eliminater外伝-黒兎騒乱-

中途半端に仕事できる人からの「俺すごいっしょ?wwww」アピールがウザくてウザくて仕方がない今日この頃、いかがお過ごしですか?K_です。

短い奴なら全部聞き流してやるけど無駄に長いのはやめろマジでイラァ


さて以前日記で書く書くって言ってたCard Eliminaterの駄文。
やーーーっと書き終わりました。
いかんせん長文を書き慣れない人間が書いた駄文ですのでお見苦しい読みづらい点多々あるとは思いますが
とりあえずCEのシナリオが読めりゃなんでも良いよと言う寛大な心の持ち主の方は続きからでご覧ください。
ちなみにトゥルーエンド後の後日談になりますのでまだトゥルーエンド見てない方はネタバレ注意です。



「アリス ちょっと髪切ろうか?」

それはナナのそんな何気ない一言から始まった。
「髪?」
アリスは突然のナナの提案に首をかしげながら尋ねた。
「うん 髪 アリスってずーっとその髪型でしょ?
 たまにはばさっと短くしてみるのもいいんじゃないかな」
そう アリスの髪は長い。
前髪だとちょうど分け目の位置にある右目はまだ良いが左目に至っては完全に隠れている。
「それにこれから仕事する時さすがにその長さじゃ邪魔になるでしょ?
 ちょっとさっぱりしちゃおうよ!こんな感じで!」
といってナナは自分が先日買ったファッション雑誌のモデルの写真を指差した。
肩にかからない程度の長さの後ろ髪にキレイに分けられた前髪の金髪の少女の写真だった。
「ね これならオシャレだしアリス絶対似合うって♪早速切りに行こっか!」
そういうと探偵事務所兼自宅を出るべく二人は扉に向かった・・・・その時である。
突如部屋のあちこちで大きな物音と共にテーブルの上にあった物や家具が床に倒れた。
「う、うひゃああ!?なになになに!?」
驚くナナの視界の隅を黒い何かが駆け抜ける。
扉の前で止まるとそこには見慣れた小さい体の黒いアイツがいた。


「く・・・・黒すけ!?
 あんたいきなり何してんの!?」
突然の出来事とそしてその原因が黒すけという事実にナナは驚きの声を上げる。
この黒すけ。
正体はナナが持っている銃と別に存在するもう一つのジョーカータイプのジプシーダである。
なので当然通常のウサギとは違い知性も人並み程度に高い。
なんだったら主人であるアリスよりはるかに知性が高い。
その頭の良い利口なはずの黒すけが今こうして部屋を破壊し、扉の前に立ちふさがっている。
しかもなにやら酷く慌てたような様子で。
「なに今の音?ナナ何か落とした・・・ってうわ何これ!?」
普段飄々とした性格のアーノも部屋の惨状に流石に少し驚いたのだろうか、
いつもは中々見られない引きつった顔をしている。
「あ!アーノ!黒すけがおかしいの!今も扉塞いでるし!」
ナナが指差した先では黒すけが後ろ足で立ち上がり何やら前足をばたつかせたり首を振ったりしている。
なるほど確かにおかしい、そして必要以上に可愛い、と言うのは後から来たアーノの談。
『きゅっ!きゅきゅっ!きゅっきゅー!!』
「・・・・?黒すけ 何か言いたいことがあるの?」
驚く二人とは対照的にいつも通りマイペースなアリスは何事も無いように黒すけに近づきその額に手を置いた。
『きゅっ!きゅーきゅー!きゅきゅー!』
「『なんてことをおじょうにていあんしやがるんだ』だって」
「あ そっか アリス黒すけの言葉わかるんだっけ このまま通訳して!」
黒すけのこの慌てよう 意志さえ通じれば事情がわかるかもしれない、とナナは期待していた。

『きゅきゅー!きゅーきゅきゅー!きゅっきゅー!』
「『おじょうのかためをかくすまえがみはな まえがみはなー』だって」
「ふんふん」

『きゅーんきゅーんきゅきゅん!』
「『おじょうのだいじなもえポイントなんだよ!かためかくしはロマンなんだよ!!』だって」
「なんだそれくだらなっ!!!?」

『それを奪うとはどういう了見だええゴルァ!!!』
「『きゅきゅきゅっ!きゅーきゅん!!』だって」
「逆!逆!」

『きゅきゅっきゅっきゅっきゅーーん!』
「あいむらびにっつ!」
「何言ってんのあんたら!?」

だがひとまずは黒すけの異常の理由は判明した。
酷く下らない理由ではあるものの。
「あ~もう黒すけ!邪魔だって!
 アーノ!この子押さえといて!」
「あはは~ナナ冗談きついよ~
 理由はどうあれ本気になったジョーカーなんて相手にしてたら身が持たないって~」
相も変わらず冗談じみた口調と表情でアーノは言う。
世間一般でいうところの道化師<ジョーカー>ならこの男の方がよっぽどお似合いである。
『きゅっきゅきゅきゅーーー!!』
「『だいたいおじょうのいしはどうなる おじょうだってかみきるのいやなはずだー』だって」
「え?アリス嫌なの?」
もちろんアリス本人が嫌というならそれを押し付けるようなことはしない。
だが当の本人は

「別に どっちでもいい」


と あっさりとこの黒兎の勝手な妄想を打ち砕くのであった。
『きゅきゅーーーーーー!!!?』
「はい じゃ 決まりね 黒すけ邪魔!」
憐れ黒すけの独りよがりはアリスの鶴の一声で打ち破られ、打ちひしがれてナナに首根っこつかまれた黒すけはアーノの腕の中に放り込まれた。





「いやーさっぱりしたね やっぱ似合うよアリス!
 前の髪型も可愛かったけどこれも超可愛い!」
「ん アリス可愛い やったー」
本人以上にナナのテンションが高まっている。
そしてそれに反比例するように黒すけは部屋の隅でうなだれ陰湿なオーラをかもしだしていた。
「あはは~黒すけ元気出しなって ほら髪ならまた生えてくるって」
『・・・・放っておけ ボウズ』
「もうまたウサギ口調忘れてるし~
 でも良いねアリス ホント似合ってるよ」
「だよね?だよね!
 いや~いい店行ったからね~♪
 アリスの可愛らしさを生かすのに半端な店じゃダメだしね~」
本人に代わりナナが上機嫌に答える。
当のアリスは返事さえしないものの心なしかウキウキしているように見える。
どうやら本人もまんざらではないようだ。
「さて まあそれはそれとして
 とりあえず 片付けしようか 二人とも」
と言ってアーノは自分の後ろに広がる惨状を指差す。
黒すけが暴れまわった後片付けはアーノ一人では大して進まなかったようだ。
「あー・・・・そだね
 面倒だけどやらないとなあ・・・アリス 手伝って」
「ん わかった
 ちょっとだけ疲れたから回復してからやる」
アリスのジプシーダとしての能力に超再生能力がある。
膨大なエネルギーを瞬間的に体内に作り出し傷を癒すという物である。
冒険中も幾度となく使い薬いらずだとナナも大いに助かっていた能力である。



が 使うタイミングがまずかった。

それは傷を癒す能力。
なんだったら身体の部位の欠損すらも治してしまえるほどの超再生能力。
アリスは先ほど切ったばかりである。
自身の身体の一部を。




「よ~し元気百倍~」
両手に作った握りこぶしを突き上げるアリスの髪は




見事にいつもの長さに再生されていた。



「・・・・・あ」
『きゅっきゅーーーーーん!!!』
それを見ていた住人二人は同じ反応を、そして先ほど頑なに髪を切ることに反対していた黒すけは真逆の反応を示した。
「あれ?ナナ~髪生えちゃった~」
「・・・・・・・」
あいた口が塞がらない、という状況に今ほど当てはまる状態があるだろうか。
結局散らかった部屋の片付けとアリスの美容室代という代償を払ったにも関わらず、
アリスの髪は元通りである。



「んしょ・・・んしょ・・・
 黒すけ それはそっちに直して」
『きゅきゅ~~~!』
アリスと黒すけは二人で片付け中
さっきまでと打って変わって黒すけは元気である。
鳴き声も忘れていない。
一方


「ナナ~そろそろ機嫌直しなって~」
「やだなあアーノ 別に私機嫌悪くなったりしてないよ?
 ただこのやり場のない無力感をどうしたもんかと思ってるだけだよあはは~・・・・はぁ」
先ほどまでの上機嫌はどこへやら
今度はこっちが負のオーラを放っている。
「ん~でも短い髪も良かったなあ・・・
 ナナ~また今度髪切りに行こうね~」
「ええ!?」
『きゅきゅっ!?』
一人と一匹で揃った反応を返す。
脂汗をかくところまで同じ反応を。
「ア、アリスはやっぱり長い髪が一番似合ってるんじゃないかな!?」
『そ、そうだぞお嬢!片目隠しは希少価値だステータスだ!』
「え?そうなの?」
アリスはきょとんとした顔で首をかしげる。
「そうなの!!」
『そうだぞ!!』
ナナと黒すけは必至の形相で肯定する。
「ん わかった 二人がそう言うなら長いままにしとくね」
そう言ってアリスは片付けに戻った。
そしてナナは今日この日を忘れずにこの先絶対にアリスの髪を切ろうなどと提案しないことを心に誓うのであった。







数日後
「ナナ~バイト先の店長さんから前髪切れって言われた~」
「何いいいいいい!!!?」
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